胃がん発覚に至る経緯2-2

前回の続きです。

5時を少し過ぎた頃、私は意識を取り戻しました。極度の貧血と、室内とはいえ真冬の早朝に30分以上倒れていたことで、手足は痺れるほど冷え切っていたのをよく覚えています。
また、私のトランクスがえらく濡れており、冷や汗が出過ぎたのかと思っていましたが、どうやらこれは失禁だったようです。お恥ずかしい。

約2時間後、居間で蒼白になって倒れている私を見つけた妻の混乱・恐怖は想像するにあり余りますが、ともかく大急ぎで付近の総合クリニックに連れていってくれたのでした。

病院に着いた後もときおり貧血のショック症状が訪れる中、触診と胃カメラを決行。重度の出血性胃潰瘍で、即入院となりました。

再度胃カメラによる処置が行われ、この日は何とか止血に成功し、輸血が行われました。

しかし2日後の夜、ウトウトしていたところにいきなりの出血が起こり改めて胃カメラで止血。このときは家に連絡が行き、妻が呼ばれました。

さらに翌々日の夜中にも三度目の出血。しかも胃カメラが喉の辺りまで突っ込まれた瞬間、オエッとえずくと同時に口から鮮血を500mlほど吐きました。

主治医のH先生もさすがに緊急手術を考えたそうですが、何とか胃カメラで止血成功。
その後、容態は一応の安定したため、点滴を落としつつ経過観察が続きます。

結局、潰瘍が極端に治りにくいことに疑問を持ちながらも再発はしなかったため、3月末頃に退院となりました。

なお、この入院でH先生が私の胃を切らなかったのは私がまだ若いからという理由だったのですが、これが結果的に大きな意味を持つことになります。