胃がん発覚に至る経緯3-2

前回の続きです。

O先生は悩んでいました。

こんなに治りにくい胃潰瘍は珍しい。
もちろんそういう症例も決してなくはないし、つい先日、悪性リンパ腫も否定されたばかりだ。
しかし本当に単なる胃潰瘍と片づけていいものか。

そこで、O先生は胃の細胞を取る「生検」を行うことにしました。しかも大出血の危険性を伴う潰瘍の中から執拗に8ヶ所も採取。
※幸い、出血はしたものの、程度はごくわずかなものでした。

確かにそのときの胃カメラは時間がかかるなあと思っていました。何を疑っているんだろう、とも。
夜、大部屋に戻り改めて胃潰瘍について調べ始めたところ、私の症状にそっくりな内容が書かれた記事をいくつか見つけました。しかも、なかなか治療が難しい様子です。
O先生はこれを考えているに違いないと思いましたが、同時に、今までさんざん検査してきた割に、それはちょっと初歩的すぎる気もしました。もっと別の何かだろうか。
考えはするものの医学的知識もろくにないド素人ではそれ以上の想像はできませんでした。

一週間後、O先生から今後の治療についてご家族も交えて相談しましょう、と声をかけられました。