::: 2007年10月26日 - 【レビュー】映画「バイオハザードIII」
観てきました。
さて、レビューと銘打っていながら、実はレビュー書くのが難しい作品です。
なぜなら、もはや全編を通じてずっとクライマックス。
ストーリーについて可能な限りネタバレを避けるとなると、「ミラ・ジョヴォヴィッチ(長いので以下ミラ)が暗い通路を歩く」、「ミラがゾンビと戦う」、「パソコンが全部VAIO」などといった作品としての大前提、あるいはどうでもいい部分しか書けないんですよ。
では、話の密度がそんなに濃いのかというと、これが意外にそうでもない。
例えば、1時間半の上演時間をコップと考え、これにバイオハザードIIIという大量の水を注ぐとしましょう。水はコップの容量を軽く上回るため、そのうちコップから溢れてきます。この溢れた分を「伏線」と呼ぶわけですが、もちろん覆水は盆に返りません。要は最後まで伏線投げっぱなし。
にも関わらず、ミラのインタビューによればこれが完結編とのこと。
本当にこんなので終わっていいのか?
更に、音楽がまた実にひどい。作中で流れた楽曲は、ほぼ確実に以下のパターンに分類できます。
・移動シーン→ビッグビート+ギター
・会話シーン→パッド+ピアノ
・探索シーン→ストリングスが半音単位で徐々に重なっていくやつ
・戦闘シーン→オケ+シンセベース
実際、音楽はこの4曲の使い回しに聴こえるほどバリエーションに乏しく、サントラも出せないんじゃねえのかとさえ思えてしまいます。
そして、ある意味一番ダメだったのが、字幕です。
今作は砂漠が舞台なだけあり基本的に明るい部分が多く、コントラストも強め。そこに白(実際には極端に薄い灰色)で字幕が重なると…。読めませんよね。
それでも何とか読めるようにと、シーンによって字幕の表示位置を変えるなどの配慮はありましたが、お世辞にもフォローできているとは言いがたいです。
もし本当にこれで公開するなら、字幕派の方々にはチケット代を返金すべきだと思います。
一般公開まであと1週間ありますので、字幕スタッフには死ぬ気で「読める字」に差し替えてほしいところ。
さて、思ったより長文になってしまいましたが、何とか具体的なストーリー展開には一切触れずに書いてきました。
しかしこのままではまったくレビューにならないので、最後に重大なネタバレを書いて終わりにしましょう。
東京都港区芝浦の地下にアンブレラの本拠地が存在するかのような描写が出てくるのですが――
どう見ても自虐ネタです。本当にありがとうございました。
※本作の制作はソニー・ピクチャーズです。
結論:簡単に言うとクソでした。
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Category : [映画]
