胃全摘手術1-3(まるで奇跡のような話)

前回の続きです。

リカバリー室から解放され、いろいろと不便を感じながらも日を追うにつれてドレーン(管)やお腹の糸も外れ、食事も始まり、ようやく回復してきたある日のこと。病理から最終診断が出たとのことで、主治医のO先生が病室にやってきました。

「まず、悪いことから先にお話します。ステージは4でした」

お、おう…。ステージ4の5年後の生存率は10%程度ですから、確かに最悪の切り出しですね。

「怪しいのも含めて… read more...