Blu-rayで。
いやー、正直思っていた以上に面白かったです。
細かいデザインや設定の変更が良い方向に作用している稀有な例だと思いました。
以下ネタバレあり。
良かった点・良い意味で印象的だった点
蟹ミュ
まさかの歌って踊れるデスマスク。
デザインもディズニー、もっとダイレクトに言ってしまえばジャック・スパロウを意識しているだけあって、妙にハマっていました。完全に確信犯ですな。
あと、デスマスク繋がりでやっぱり脱ぐ紫龍。
ブレットタイム
アイオリアの超高速攻撃を、スーパースロー、いわゆるブレットタイムを使って表現していました。洋画邦画に限らず最近のアクション映画ではお約束の手法ですが、あえて星矢を3Dにした意義が感じられましたね。
ミロ女性化
恐らく「スカーレット」という言葉からの発想でしょうが、ミロが女性になっていたのは良かったと思います。あるいは「聖闘士星矢Ω」の前例を参考にしたんでしょうか。
ツッコミ所・悪い意味で印象的だった点
一輝が存在感ゼロ
尺の関係だとは思うんですが、もはや空気だったと言っていいかもしれません。
序盤でサジッタを倒してからは後半まで出番がなく、しかも満を持して再登場したところでシュラに倒され…と、さとうけいいち監督は一輝に何か恨みでもあるんじゃないかと疑ってしまうレベルです。
主題歌のコレジャナイ感
やっぱり主題歌は「ペガサス幻想」であってほしかった。興行が大事なのは理解できますが、そこはファンサービスする所だったのでは。
「はしょりすぎ」とも評される本作ですが、ごく一部を除いて個人的には大いにアリだと思います。ぜひご覧あれ。