また入院してしまいました。

こんばんは。島岡りをです。

タイトルのとおり、またまた入院してしまいました。

経緯

8月頃から腰痛に悩んでいまして、「長引くなー、変だなー」と思いつつ整形外科なんかに通いつつ騙し騙し生活していたんですが、2日(金)の昼には痛みで会社の仕事にも影響をきたすようになってしまったため、その日は早退。

家で安静にしていたにもかかわらずまったく治らないどころか、寝返りを打とうとするだけで涙が出るほどの激痛となってし… read more...

佐久間正英氏とクラウディオ・アバド氏

以前、胃がん関連の話はもうおしまいと言ったのですが、佐久間正英氏とクラウディオ・アバド氏が胃がんで亡くなったようです。お二方ともに、とても優れた音楽家でした。
心よりお悔やみを申し上げます。

というかこれ他人事じゃねえな。

【佐久間正英が逝去】
http://natalie.mu/music/news/108147

【指揮者のクラウディオ・アバド氏逝去 80歳】
http://www.asahi.com/artread more...

抗がん剤治療と副作用の話

そういえば書こうと思っていながら忘れていました。

一応事前に断っておきますが、以下に出てくる投薬サイクルや入院期間、副作用およびその対処法等はあくまで私の場合であり、個人差があります。ご了承ください。

私が現在服用している抗がん剤は「ティーエスワン」といいます。錠剤タイプの経口薬で、主治医・O先生によりますと、「効果が高い上に副作用は非常に少ない(弱い)」そうです。本来とても画期的らしいのですが、世界… read more...

胃全摘手術1-3(まるで奇跡のような話)

前回の続きです。

リカバリー室から解放され、いろいろと不便を感じながらも日を追うにつれてドレーン(管)やお腹の糸も外れ、食事も始まり、ようやく回復してきたある日のこと。病理から最終診断が出たとのことで、主治医のO先生が病室にやってきました。

「まず、悪いことから先にお話します。ステージは4でした」

お、おう…。ステージ4の5年後の生存率は10%程度ですから、確かに最悪の切り出しですね。

「怪しいのも含めて… read more...

胃全摘手術1-2(手術当日)

前回の続きです。

手術当日は、13時からの手術に備えて朝から絶食絶飲の上、腸内洗浄のため浣腸を喰らいました。あれは何度やっても慣れませんね。まあ慣れるのもなんか嫌ですけど。

11時、血栓防止のためのストッキングを履かされ、足の形がきれいになり、束の間の女子力アップを楽しみました。
こんな書き方をしていますが、術中~術後にかけてもっとも恐ろしいのが血栓ができてしまうことだそうですので、これから手術を受ける… read more...

胃全摘手術1-1

前回からだいぶ間が空いてしまいましたが、胃がん関連の記事の続きを書きますね。
今回は手術の内容について。

胃ガン発覚に至る経緯3-3」でもチラッと書いていますが、私の手術は胃全摘術、つまり3分の2とかじゃなくてドーンと全部取っちゃおうぜ、というやつです。
ちなみに消化管の再建法はルーワイ法(詳しくは調べてみてください)。これで少なくとも今後は胃の疾患にかかることはなくなりますね。

手術前日に改めて術前診… read more...

胃がん発覚に至る経緯3-3

前回の続きです。

7月26日、多目的室という名の個室で、私、妻、O先生、看護師さんというメンバーで面談がスタート。

開口一番、「この間の生検で取った細胞からがんが見つかりました」と、O先生。

妻は鋭く息を飲んで顔を強張らせていました。
一方の私は「何で?」という疑問と、「なるほど、がんならしょうがない」という得心が半々ぐらいだったでしょうか。

がんの名前は「印環細胞癌」。
普通の胃がんは初期でも比較的見つけや… read more...

胃がん発覚に至る経緯3-2

前回の続きです。

O先生は悩んでいました。

こんなに治りにくい胃潰瘍は珍しい。
もちろんそういう症例も決してなくはないし、つい先日、悪性リンパ腫も否定されたばかりだ。
しかし本当に単なる胃潰瘍と片づけていいものか。

そこで、O先生は胃の細胞を取る「生検」を行うことにしました。しかも大出血の危険性を伴う潰瘍の中から執拗に8ヶ所も採取。
※幸い、出血はしたものの、程度はごくわずかなものでした。

確かにそのときの胃カ… read more...

胃がん発覚に至る経緯3-1

前回の続きです。

さて、退院後、私は5月をもってフリーランスとなりました。
基本的に毎日そこそこ仕事があり、じわじわとペースを上げていた7月4日の夕方のことでした。

以前から何かとお世話になっている会社のオフィスで休憩していたところ、また悪夢の貧血ショックに襲われました。
何とかやり過ごそうと会社のトイレを借りてしゃがみ込んだところ、結局そのまま立ち上がれず…。
何とか体が落ち着いたタイミングでかかりつけの… read more...

胃がん発覚に至る経緯2-2

前回の続きです。

5時を少し過ぎた頃、私は意識を取り戻しました。極度の貧血と、室内とはいえ真冬の早朝に30分以上倒れていたことで、手足は痺れるほど冷え切っていたのをよく覚えています。
また、私のトランクスがえらく濡れており、冷や汗が出過ぎたのかと思っていましたが、どうやらこれは失禁だったようです。お恥ずかしい。

約2時間後、居間で蒼白になって倒れている私を見つけた妻の混乱・恐怖は想像するにあり余りますが… read more...

胃がん発覚に至る経緯2-1

前回の続きです。
鉄剤とビタミンを処方されたので貧血症状は当たり前のように回復しました。
しかし本質的な問題、つまり「貧血症状は回復したが、出血が止まったわけではない」という可能性をまったく考慮しなかったので、野放しとほぼ同じ状態でそこから先の生活を始めてしまったのです。

そして、今年の2月20日の昼過ぎ。
またもや仕事中に、今度はめまいというか、まるで酒に酔ったような酩酊感が常にあり、不審に思っていまし… read more...

胃がん発覚に至る経緯1

ツイッターではけっこういろいろとつぶやいていますが、まず、私の胃ガン発覚に至る経緯を書いておきます。

発端は2012年5月のある日、夕方ごろ会社で仕事をしていると、突然激しい動悸に襲われました。
たまらずトイレに駆け込んで座り込むと、今度は大量の冷や汗がダラダラ。トイレの床に水たまりを作るほどで、その後、周囲の音が一気に遠のいていくのを感じました。
今でこそ、このときも胃から大量出血していたはずだと断言… read more...

胃がんの告知を受けました

胃潰瘍で入院していたはずが、先日、胃がんの告知を受けました。
マジ話です。

実はその数日前、私の病気について調べ物をしていたところ、私の症状にピッタリ当てはまる記事を見つけてしまいまして、何となく「これかなあ」と予想はしていました。
ですので、正直胃がんと言われてもそれほど驚きはなく、割とすんなり納得してしまいました。「なるほどねー」って感じ。

「印環細胞癌」という悪性の進行がんですが、主治医によれば、少… read more...